バケツと長靴

バケツと長靴
バケツと長靴

 この絵は、僕の絵の中では特に何を描こうとしているのか、言葉に置き換えることが難しい絵だと思います。多くの場合、絵には何らかの意味性と言えるものが内在しています。そして、また多くの場合いくつかの言葉を使えば、その絵の中に何が表現されているかを説明することは出来ます。けれども、この絵は長靴とバケツと言う、具体的に描かれている物以外の言葉がどうも思いつきません。ただ、それだけではないような匂いが漠然とは漂ってくるのですが、それが何だか自分でも解らないのです。